長い間さぼっておりまして、申し訳ありません。
今後はもっとこまめに更新いたしますので、
宜しくお願いいたします。

さて、今回は「株式会社 鎚絵」の
ホームページ開設記念ということで、私のボス、
株式会社鎚絵代表の藤波耕司氏の
インタビューを掲載することにしました。

BOSSということで、大変やりにくい所も
ありましたが、ここはひとつ、いちファンとして、
訊きたかったこと総てを訊いてみようと思います。

鎚絵自体はもう何年になるんですか?

25ではじめたからね、もう28年だよ。

どうしてこの仕事をはじめたんですか?

東京の専門学校に入ってね。
それで、学校はあまりいってなかったんだけど、
その当時、芸大の金工出た連中が集まってやってた
「金属造形作家集団 工房ジリオ」
っていうのがあったんだよ。
そこがとにかく格好よくってね。
入り浸っちゃんだよ。で、専門学校にも
鍛造の小屋を作ってもらってね、バーナーなんか
買ってもらっちゃって、そんなことばっかりするように
なったんだよ。本当にジリオっていうのは
すごい所でね、お客さんも言ってみれば
本当の文化人ばかりでさ、劇団四季とか、そうそう、
越地吹雪の別荘の暖炉なんてつくったんだぜ、
裏から当金を持たされてさ、表からひっぱたいて
フォルムをつくってたんだから。
でも本当に当時は質の高い仕事ができたと思うよ。

こっち、北九州に帰ってきたきっかけは

そんな風に仕事が結構あったからね。
それでこっちでも食えると思ってさ。
帰ってきてすぐ、にわとり小屋を自分で改築して、
工房を建てたんだけど、でもいざやってみたら
こっちではぜんぜん仕事はなかったね。あっても
納期ぎりぎりの仕事でさ。徹夜なんて
しょっちゅうだったよ。それでこれじゃいけないと
思って、デパートで展覧会をやってみたら、
それでまた、大借金をつくっちゃった。
まあほんと大変だったんだぞ。