それと、とにかく鎚絵は「つくり続けること」
をやめちゃあいけないんだよ。
サインやモニュメントという地域の人たちが
共有できるものもつくりながら、
一方では「まちの鍛冶屋」として
「なんかほしい」っていうひとのものも
つくっていく。
本当にね、うちみたいなものづくりを
やってるところは全国でも稀だし、
会社として、組織としてやっていけている
ところはほんとに他にないといって
いいぐらいなんだから。
だから君たちにも、この「鎚絵というかたち」
を受け継いでいってもらいたい
というのが願いかな。
そうしないとね、本当の日本のものづくりも
なくなっちゃうし、本当に欲しい人が、
わがままを言える場所、
なくなっちゃうだろ。
今回の話で、鎚絵という会社が、
作家性、ネームバリューによる商売
から離れていることを知りました。
距離としては柳宋悦の提唱した民藝の方に
近く感じます。それはやはり、ものづくりが
つくり手からの押し付けでなく、欲しいと思う人へ
ものというかたちで誠実に提供しようとする姿勢に
あるのではないかと思います。
これからもいい仕事ができればと思います。
ついて行きますよ、社長!
今回のプレゼントは
シリーズ鎚絵・ロートアイアンペーパーウエイトです。
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